「第3のボール」と呼ばれるカテゴリーで、各メーカーが意欲的なボールを次々と発売している。
「第三の男」ならぬ「第3のボール」、話題をさらうか
「第3のボール」とは、ヘッドスピードが速くないゴルファー向けのディスタンス系ボールでありながら、プロ用と同じようなウレタンカバーを採用して、アプローチでのスピン性能を高めたモデル。プロ仕様のボールは、コア部分は硬くなっているが、「第3のボール」はカバーもコア部分も軟らかいのが特徴で、ヘッドスピードの遅いゴルファーでもボールがつぶれるような打感を味わえるという。
ダンロップでは人気ブランドの「ゼクシオ」から、「UX?エアロ」が3月4日に発売されたばかりで、ブリヂストンは、4月14日にやはり上級者向けの「B330」にも採用されているウレタンカバーを採用した「ツアーB V10」を発売する。「上達志向のアマチュアの多くが、高スピンになっているデータがあります。プロ用ではなく、コアが柔らかくなった『V10』だとスピン量が減り、飛んで曲がらないを実現できます」(ブリヂストンスポーツ広報浦邊 敏彦氏)
昨年はタイトリスト「プレステージ」やテーラーメイド「グローレDS」など、価格が比較的高い「第3のボール」のラインナップが増えてきている。国内では年配層を中心に、軟らかくスピンも効く高機能なボールのニーズが小さくないようだ。「ディスタンス系ゆずりの弾道が安定する性能はそのままで、スピン系でしか味わえないウレタンならではの軟らかさを味わえるのが魅力です」(ダンロップスポーツマーケティング部 平尾竜司氏)。ダンロップスポーツでは、他社とも協力し"第3のボールの特設棚"を設置し、共同プロモーションで盛り上げるという構想もあるという。ブーム到来となるか。
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