3年ぶりトップ10、宮里藍 復調の理由を父・優氏が語る
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2016/04/19号
2016/04/28更新

3年ぶりトップ10、宮里藍
復調の理由を父・優氏が語る

 2010年には米女子ツアーで年間5勝をマークして、世界ランキング1位に輝くも、ここ数年は不振に喘いでいた宮里藍。その宮里にこのところ復調の兆しが見え始めている。

道具とワザの相乗効果でパッティング向上!

 米女子メジャー第1戦となるANAインスピレーション初日に67をマークして首位発進。その前週のキアクラシック初日もやはり首位発進だったから、これは決してフロックではない。

 最終的にANAは18位、キアは3位と両大会とも"復活優勝"とはならなかったものの、宮里にとって確かな手ごたえを感じる内容だったようだ。なにしろ宮里が米女子ツアーでベスト10に入ったのは、13年4月のLPGAロッテ選手権以来のこと。

 ANA終了後に「収穫はパッティング」と宮里本人も述べているように、パットの復調がゴルフ全体の調子を支えていた。

 父でありコーチでもある宮里優氏はこういう。

 「成績が出るようになったのは、パッティングの向上に尽きます。それはメカニックとテクニックの両方が改善されたからです。メカニックのほうはパターのロフトを2度から4度に変えたことです」

 フェース面が見える安心感など、フィーリングの部分でいい影響が出たというのだ。

 そして、テクニックの面では、「アドレスを正面から見て、右手の手首が直角に曲がり、手のひらがターゲットに向くようにしました。それまでは、リラックスすることを優先して、この部分がゆるんでいたのです。昨年の全英女子から取り組み始めて、ようやく1月の合宿あたりから成果が見られるようになりました」という。

 道具と技術の相乗効果で気持ちが復活へ向かい始めたのだ。

 「ロングヒッターが主流のなかで私が生きて行く道はショートゲーム」と言い切る宮里の完全復活が待ち遠しい。

 
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