世界レフティゴルフ選手権大会(4/18~22)が宮崎で開催される。参加の条件は"レフティ"ということ。左利きというだけで世界大会まであるとはどんな理由からだろうか?
"左利きあるある"でも盛り上がるとか
世界のレフティゴルフは、1925年、米国ニューイングランドで20名のレフティが集まり大会を開催したことに端を発する。1963年、ニュージーランドのサウスポー、ボブ・チャールズが全英オープンを制してから豪州など南半球勢も協会をつくり、北半球との交流の場となっていく。1976年、世界レフティゴルフ協会の設立に及んで1979年、世界大会の開催に至る。南半球と北半球と交互に行われるので、ベストシーズンを求めてほぼ1年半ごとに開催され、今年の日本・宮崎大会で24回目(日本では1997年、滋賀県大津大会に次いで2回目)の歴史を刻んでいる。
一方、日本では1994年、V9の元巨人監督、川上哲治氏をかついで「日本レフティ協会」を設立し、毎年、全日本大会を開催している。現在支部は12ある。
「レフティの親善がいちばんの目的。入会金数千円で支部は運営され、試合はすべてボランティアです。70歳以上の会員が多くなり、現在若返りを図っている段階です」と同協会会長の脇勉氏。同氏は元歯科医、現在、芦屋CC理事長であるという。
ゲストで参加していた羽川豊プロは「左利き用クラブが少ない。こんなにサウスポーがいるんだというアピールになればいい」と語ったことがある。いまはフィル・ミケルソン、バッバ・ワトソンらの活躍でメーカーも力を入れ始め、用具の選択の幅も増えたが、以前は苦労した人が多かったという。
世界宮崎大会はフェニックスCCで行われ、16カ国から、400名が集う。観光地のPRになればと宮崎市も全面協力の構えだ。
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