昨年の全米アマ王者で、マスターズでは21位に入りローアマを獲得したブライソン・デシャンボー。プロ転向とともにコブラ・プーマとブリヂストンゴルフとの契約も発表した。
P・スチュアートスタイルのハンチング姿も独特
コブラ・プーマとは、パターを除く、クラブとアパレル、シューズなどの総合契約で、ボールはブリヂストンの「ツアーB330S」を使用する。塩水にボールを浮かべて重心位置をチェックするというデシャンボーだが、品質の均一性が大変気に入っているという。
デシャンボーといえば、アイアンとウェッジを全て同じ長さを使うことで話題となった。長さは37・5インチで、ライ角は69度という超アップライト仕様だ。これまで使用していたのは、今年から本格的に日本市場に参入するアメリカのメーカー、イーデルゴルフのもの。デシャンボーのために、同一重量(280g)のアイアンとウェッジのヘッドを製作したという。すでにコブラのアイアンを同一長さにした特注スペックを試しているというが、マスターズでは、ウッドとウェッジはコブラ、アイアンは従来通り、イーデルゴルフのモデルを使用。ドライバーは、ウェートをすべて外して使用しているという。「非常に個性的で魅力的なプレーヤーで、技術向上とともにゴルフを楽しくするという、私たちのブランドミッションにもぴったりの選手だと考えています」(コブラ・プーマゴルフ事業部 西川伸一郎氏)と同社も"大型契約〟に手応えを感じている。ウェートを外したドライバーを市販することはないようだが、同一長さのアイアンについては、今後、販売を具体的に検討するという。
割を喰った格好のイーデルゴルフだが、「残念ではありますが、パターは引き続き使用する予定です」(イーデルゴルフジャパン 高井大輔社長)と今後も関係は継続するようだ。
日本でも人気が急上昇中のデシャンボー。同一長さのアイアンを真似するゴルファーも現れるか。
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