トム・ワトソンがマスターズで使用していたサッカーボール柄のボールが話題に。さらには、視覚効果でカップイン率アップをうたうボールも登場した。
ワトソン使用の"サッカーボール"とカップイン率向上をうたうキラライン
今年でマスターズからの引退を表明したワトソンは、確かに赤・白のサッカーボール柄のボールを使っていた。これは2月に発売されたキャロウェイの新ボール「クロームソフト」。そのなかでもサッカーボール柄のものは「トゥルービス」というモデルで、3月18日から一般発売されている。サッカーボール柄自体は昨年発売されており、好評だったため、今年の新モデルでも追加発売された。ワトソンは、今年の1月にキャロウェイと契約したばかり。早速、最後のマスターズでも使用したかたちだ。ボールの"柄"には、集中力を高めたり、ボールが大きく見えたりする効果があるという。アドレス時の安定感が増すというのがメーカーの"売り"。
また、キャスコが2月に発売した「キラ?ライン」は、ボールの半分が別の色になっているツートンカラー柄が特徴だ。ボールの回転がわかりやすく、ターゲットラインを合わせることで、アドレスで真っ直ぐ構えやすくなり、方向性が良くなる効果があるという。
「とくに、パッティングでは、ボールのラインを目標に対して垂直に置くことで、26%のカップイン率向上という実験結果が出ています。読んでいたラインの検証もしやすいので、その後のパッティングにも役立ちます」(キャスコ経営企画室 渡部洋士氏)と、メーカーも機能面の良さをアピールする。
色以外、見た目にはあまり差が出しづらかったゴルフボール。柄やラインで"差別化"を図る流れは広まるか。
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