ゴルフルールで決められた反発係数をオーバーする高反発ドライバーが人気を集めているが、自分の手持ちのドライバーを高反発化する加工を大手ショップも手がけ始めた。
その"高反発チューン"を始めたのはつるやゴルフ。ドライバーのフェース面を研磨して"薄肉化"することで反発係数を高めるというものだ。これまでも個人経営のゴルフ工房などでは行われていたが、大手のゴルフ量販店が手がけるのは初めてという。
つるやゴルフでは、まず顧客のドライバーのフェース厚を測定し、どのくらいの研磨が可能かを確認する。その際、使う人のヘッドスピードなどをヒアリングし、フェース割れが起きないよう配慮するのがポイントという。強度が確保できる範囲でフェース研磨を行い、最後にスコアラインを入れて完成になる。
オリジナル製品を開発するクラブメーカーとしての顔も持つつるやゴルフだが、反発係数の測定などで、そのノウハウが生きたという。「加工前と加工後の反発係数を計測し、どのくらいの数値アップになったかをお伝えしています。違いが数字でわかったほうが納得感も高くなります。使用後のアンケートでは、90%以上の方が10ヤード以上飛距離アップしたと答えられました」(つるやゴルフ 広報宣伝課 木下信一朗氏)と、利用したゴルファーの満足度は高いようだ。同社では2月に発売した「アクセルゴールドプレミアム2」という高反発ドライバーの売れ行きも非常に好調だという。競技志向でなく、飛距離を伸ばしたい年配層のゴルファーを中心に人気を集めている。
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