熊本地震の被災者支援活動。選手の活動は話題性もあって各メディアで大きく紹介されているが、競技団体も素早く反応。直後から競技会場の内外で募金やチャリティ活動を展開している。
女子ツアーはサイン会を実施。長い行列ができた
男子ツアーも即時に対応。多くの選手が協力した
女子ツアーは地震後初のトーナメントとなったフジサンケイレディスの会場で、チャリティのサイン会とオークションを実施。以降の大会でも、(基本的にサイン会は行わず)土曜日にホールアウトした選手がギャラリーに直接募金を呼びかける活動を継続中だ(来月のアースモンダミンまで実施予定)。
また、賞金の1%を東日本大震災の義援金として東北3県に寄付してきたが、今年はこれに熊本県も加え、被災4県に寄付を行うことになった。他に女子プロゴルフ協会では義援金受付の口座を開設し、募金を呼び掛けている。
男子ツアーは、国内開幕戦の期間中に地震が起こると、すぐに募金箱を用意したほか、今季のギャラリーサービスとして企画されていたチップマーカーのサイン会を急きょチャリティサイン会に変更。
さらに選手から獲得賞金の10%を任意で集め、寄付金とすることになった。他に、女子ツアー同様、義援金用の口座も開設している。
シニアツアーを主管する日本プロゴルフ協会は開幕戦で緊急支援募金箱を設置したほか、出場選手から賞金の10%をチャリティとして寄付。今後も支援活動を企画していきたいとしている。
「シニアの選手はこうした活動に理解がありますから、多少フライング気味に先行して決めても快く協力してもらっています」(同協会事務局)
5年前の東日本大震災の経験も生かされているのだろう。どの程度の内容なら選手やギャラリーの理解、支援が得られるか。素早く準備、実行ができたようだ。
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