やっとのびのび振れる!?悪童は50歳で315Y超え
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2016/05/31号
2016/05/24更新

やっとのびのび振れる!?
悪童は50歳で315Y超え

 4月28日に50歳となり、シニア入りしたジョン・デーリーが〝シニア離れ〟した飛距離でほかの選手やギャラリーを唖然とさせた。

 デーリーが初参戦したのは「インスペリティ招待」。この3日間競技のデーリーのドライバーの平均飛距離は315・8ヤード。しかも、最初の2日間は、様子見をしていたそうで「最終日はもっと積極的にドライバーで飛ばしていく」と話したほど。確かに、レギュラーツアーに比べればシニアのほうがセッティングはやさしめで、フェアウェイも広いので、デーリーとしては〝思い切りスウィングできる〟ようだ。

「もっとパターに自信を持たなくてはならない」と本人が語っていたように、パッティングが悪く最終結果は17位タイに終わったが、フェアウェイキープ率は83・33%。優勝したジャスパー・パーネビックのドライバーの平均飛距離は287・7ヤードで、フェアウェイキープ率は64・29%。2位のデビッド・フロストは275・3ヤードで71・43%だからデーリーの数字は際立つ。

 実際、シニアツアーで、平均飛距離が300ヤードを超えている選手はおらず、290ヤードを超えるプレーヤーもケニー・ペリーなど4人しかいない。参戦試合数が少ないために、この4人にはデーリーと共に含まれていないが、飛ばし屋として知られたフレッド・カプルスも292・7ヤード。やはりツアーの統計には出てこないが、米シニアツアーでデーリーに次ぐ飛ばし屋はデービス・ラブⅢの310・5ヤード。しかし、フェアウェイキープ率は66・67%。少なくともドライバーの飛距離と安定性に関しては、デーリーが群を抜いている。

 もっとも今季もすでに1勝しているシニアツアーのトップ、ベルンハルト・ランガーの平均飛距離は281・1ヤード。シニアでは勝ち星と飛距離は比例しないという証拠でもありそうだが、デーリーの今後はいかに……。  

 
【関連記事】こちらも注目です!
2013/02/12 お騒がせ男ジョン・デーリー、断酒敢行中に酒を発売
2010/05/14 3日間で21回つぶやいた。ジョン・デーリーは目下ツイッター中毒
2006/06/16 波瀾万丈!ジョン・デーリーの自叙伝が評判に。アル中治療、3度の離婚、妻の逮捕劇などを綴る

一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト