紫外線対策はいまから!ビタミンACEと日焼け止め
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/05/31号
2016/05/24更新

紫外線対策はいまから!
ビタミンACEと日焼け止め

 紫外線対策は本格的な夏が到来してから。そんなふうに考えている読者も多いだろうが、すぐに始めたほうがいい。

「冬でも紫外線は浴びており、その量は春から夏にかけて増えていきます。本格的なゴルフシーズンの到来、陽気もよくなり肌の露出も増えるこの季節はとくにケアが必要です」というのは、小林メディカルクリニックの小林暁子先生だ。シミや黒ずみといった美容的な面からだけでなく、ひどくなるとやけどや皮膚がんになるケースもあり、「男だから気にしない」などとは言っていられない。

 そこで対策だが、まずはメラニン色素を正常にすること。日焼けによるシミや黒ずみの原因とされ、悪者のようにとらえられがちだが、実は紫外線をはじき返し、肌の奥まで進入することを防いでくれてもいる。メラニン色素は一定の周期ではがれおち、それをターンオーバーという。この周期を正常にするためには、普段から抗酸化物質を摂ることが重要になる。具体的にはビタミンA、C、E。色の濃い野菜(A)、柑橘類(C)、ナッツ類(E)などを積極的に摂るようにしたい。

 日焼け止めももちろん大事。クリームを塗るのが一般的だが、注意したいのはSPFとPAという2つの数値。SPAとは日焼けの原因となるUV︲B波を防止する効果を示す数値。肌は日光を浴びると20分ほどで日焼けする(赤くなる)が、20分を1単位として、どのくらいの時間効果があるかという数値。具体的にSPF20は「20分×20=400分」で、同30は「20分×30=600分」効果があると考えればいい。紫外線が増えるこの時期は、「SPF30〜50のものを選んでほしい」(小林先生)

 PAは真皮まで達しシワやタルミの原因となるUV︲A波を防止する効果を示した数値。+の数で表され、数が多いほど効果があるとされる。

「2013年に+4が加わり、3段階から4段階になりましたが、この+4のクリームは極めて効果が高いことが報告されています」(小林先生)

 このほか、紫外線の影響を浴びるのは髪。この対策にはキャップの着用、スプレーの使用、またサングラスにより目を守ることも重要。

「ゴルフは長時間にわたり紫外線を浴びるスポーツであることを、まずは自覚してください。待ち時間も多いですが、その場合はカートや木陰、あるいは傘などをさすことも大事。これは紫外線対策と同時に疲労防止にもつながります」(小林先生)

 明日から対策を!  

 
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