“ビッグ3”ではJ・デイが首差リード!?「でも遅い」と評判ですが……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2016/06/07号
2016/06/02更新

“ビッグ3”ではJ・デイが首差リード!?
「でも遅い」と評判ですが……

 松山英樹の米ツアー3勝目も期待されたプレーヤーズ選手権は、現・世界ナンバー1のジェイソン・デイの"順当勝ち"で幕を閉じた。

強さと遅さで有名!?

 初日にトップに立ってから、最終日まで1度も首位を譲らない完全優勝で、過去17の出場トーナメントで、メジャー(全米プロ)を含む7勝目、うち3勝が完全優勝という、憎らしいまでの強さ。全盛期のタイガー・ウッズを彷彿させる試合運びで、アダム・スコットは「タイガーみたいな勝ちっぷり」と脱帽。

 デイと対照的に、"悲劇の逆転負け"を喫したマスターズ以来の試合出場となった、前・世界ナンバー1のジョーダン・スピースは、あえなく予選落ち。しかも、予選の2 日間、デイと同組での直接対決だったために、明暗が一層際立った。不調の原因はパター。パット数が2日間で「59」、パターのストロークゲインド(パッティングがどれだけスコアに貢献したかを示す数値)の順位は出場選手中122位という数字が、それを物語る。本人は否定しているが、これもマスターズの"後遺症"なのかもしれない。

 デイ、スピースとともに、「新ビッグ3」の一翼を担う、元・世界ナンバー1、ローリー・マキロイも、このところはパッとしない。昨年11月以来、優勝からは遠ざかり、試合運びでもミスによる自滅が目立つ。プレーヤーズの最終日では「前のホールでバーディパットを外したフラストレーションを引きずってしまい」(本人)、13番のパー5でティショットで池ポチャ。ただ、好調ではないにもかかわらず、プレーヤーズまでの出場6試合中、5試合で12位タイ以上という成績はさすがの実力。

 現状では、"新ビッグ3"のうちデイが頭一つ抜け出した格好だが、一方でプレーヤーズ3日には18ホールに6時間以上かかったデイの"スローっぷり"に「あれでは、ジェイソン・デイではなく、オール・デイ(丸1日)だ」と揶揄する声も上がっている。ナンバーワン、さてどうする!?

 
【関連記事】こちらも注目です!
2016/02/16 町の誇り!J・デイの名を冠した通りが豪州に誕生
2015/12/28 スピース、マキロイ、デイ、トップは週替わり!世界ランク三強時代へ
2015/09/01 J・デイ、涙の全米プロ制覇。勝利の陰にキャディとの強~い絆


一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト