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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/06/14号

2016/06/10更新

ポスターに前年度チャンプの
テレサがいない！？

　先週のリゾートトラストレディスは「テレサ・ルーの大会３連覇なるか？」がひとつの注目ポイントだった。ところが、人気・注目選手７人の写真が配された大会ポスターにテレサの姿がなかった。どんな理由が？　大会側に尋ねた。

　今回のポスターは舞台のグランディ鳴門ＧＣ36のコース写真の上部に７選手の画像が並べられたデザイン。その７人はイ・ボミ、藤田光里、上田桃子、渡邉彩香、堀琴音、成田美寿々、原江里菜で、大会２連覇中のテレサ・ルーの姿はない。実は、昨年の大会ポスターにも彼女の画像はなかったのだ。

　違和感を覚えた関係者は多く、テレサと親しいプロの間から「テレサがかわいそう」とか「優勝者に失礼じゃない？」などといった声が上がっていた。

　もっとも本人は「自分の写真が大きく載ると、逆に恥ずかしがるような性格ですから」（所属事務所関係者）と、至って気にする様子はなかったそうだ。

　しかし、異例であることは間違いない。大会事務局に意図を確認した。

　「ポスターは大会名称、開催日、開催コースやチケット情報、テレビ放映などの情報をギャラリーの方々に告知する目的で製作しています。構成はシーズンごとに数名の人気選手を出場予定選手として選出しており、例年、とくにディフェンディングチャンピオンを選考しているということはありません」

　今回は昨年末に今季の活躍が期待される若手人気選手、地元出身の優勝が期待される選手（堀琴音）を選んだ結果とのことである。そして、テレサについては、大会プログラムなどで注目ポイントとしてギャラリーに告知してあったと＂フォロー＂する。

　最近の女子ツアーにはポスターに載せたい人気選手が多数いることは確か。それでも前回優勝者に対する敬意は表してしかるべきだと思うのだが……。