国内ブランドの"王者"の牙城を崩したと話題になっているブランドがある。
"王者"とはいわずと知れたゼクシオだが……。3月に発売されたグローブライドの「オノフ赤」シリーズの売れ行きが好調で、大手ゴルフ量販店の二木ゴルフでは3月の実績でフェアウェイウッドとアイアンが販売数1位に。ドライバーも1位に肉薄する勢いだ。毎年、基本的なコンセプトは変えずに、新モデルを発売してきた「オノフ赤」だが、今年のモデルは、飛距離性能が高く、とくにドライバーとアイアンが人気だという。
「オノフブランド誕生から15年が経ち、ここ数年は改めてブランドのイメージを構築することに努めました。上質な大人のライフスタイルを提案するオノフの魅力が認知されたと感じます」(グローブライド マーケティング課 大澤登氏)と、メーカーも自信を深めている。全国で10店舗しかない「オノフ ラボショップ」でもある二木ゴルフ藤沢店でも試打イベント等で人気になり、購入につながっているという。「以前から人気が高かったですが、今回のモデルは飛び重視のため、買い替えのお客さまも多いですね」(二木ゴルフ藤沢店 門脇剛 副店長)。
勢いが数字に現れているのはオノフだけではない。同じく、ドライバーとフェアウェイウッドが発売7カ月で前年比それぞれ145%、156%と好調なのがヤマハだ。ドライバーは2種類のヘッドに、最適シャフトを"組み合わせて作る"タイプの「RMX」が「自分に最適なクラブを求めるゴルファーに浸透してきているようです」(ヤマハ ゴルフHS事業推進部 藤崎康司氏)。そのほか 、"飛ばしアイアン"の代表格「UD+2」も好調に推移しているという。
国内ゴルフギア群雄割拠の時代といえそうだ。
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