レジェンドアリ逝く……ゴルフ界からもメッセージぞくぞく
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/06/21号
2016/06/24更新

レジェンドアリ逝く……
ゴルフ界からもメッセージぞくぞく

 ボクシングの元ヘビー級王者で、世界中にその名を轟かせたモハメッド・アリ(享年74)が、今月3日に他界。ゴルフ界からもメッセージが発信された。

 昨年12月、米・スポーツイラストレーテッド誌の第1回「モハメッド・アリ・レガシー賞」(前年までの「スポーツマン・オブ・ザ・イヤー」から改名)を受賞し、アリと個人的に親交がある、ジャック・ニクラスは、自身のツイッターに長文のメッセージを投稿し「私たちが彼を振り返る時、これまでの彼の数々の功績に向き合い、噛みしめ、そして、後に続く世代が彼を敬い、史上最高のチャンピオンから勇気を得ることを願って止みません」と綴っている。

 タイガー・ウッズは「多くの人々にとって、多くの面でチャンピオンだった」とツイートしたほか、「彼は多くの人を勇気づけ、力を与えた」(ゲーリー・プレーヤー)

 「スポーツだけでなく人生において伝説を超えた伝説的存在」(グレッグ・ノーマン)、

 「私たちは大いなる刺激を失った」(グレーム・マクダウェル)など、多くのトッププロがコメントを投稿した。

 アリとゴルフ界とはさほど関わりが深いわけではないが、96年にアリの地元・ケンタッキー州ルイビルのバルハラGCで行われた全米プロには観戦に訪れ、同じくバルハラで行われた08年のライダーカップにも応援に駆けつけており、米国チーム、欧州チームそれぞれに、ひとりひとり声をかけたという。74年には、米ゴルフ誌にアリ自身が初めてクラブを振ったときの連続写真が掲載されている。撮影したのは、プロゴルファーのブラッド・ウィルソンで、ゴルフ場でたまたまアリと出会い、ボールを打つように交渉したところ、いきなり8番アイアンを手渡されたアリは、「どうやって持つんだ」と困惑したが、力強くスウィングした打球は、ウィルソンいわく「驚くほどまっすぐ140ヤード飛んだ」という。

 さまざまな伝説を残した、まさにレジェンドだった。

 
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