『レジャー白書2015』によると、平成26年のゴルフ人口は前年より140万人減の720万人に。さらなる先細りを防ごうと、日本プロゴルフ協会(PGA)をはじめ各団体が本格的な対応策を立ち上げた。
PGAが新規ゴルファー創出を目的として5月30日に発表した「ゴルフデビュープログラム」は、PGAオリジナルカリキュラムによる14 回のゴルフスクール、ゴルフ場でのコースレッスン3回、練習場での自主練習10回からなる。自主練習の際には、プログラム参加者専用に準備されたクラブを使用できる。
ゴルフに興味がある人や、過去の経験者でブランクのある人などを対象に、ゴルフ場デビューまでを一貫したプログラムにしたもの。PGAを主体に、練習場、ティーチングプロ、用品メーカー、ゴルフ場が一体となった。参加費は8万9000円。関東は加藤農園ゴルフリンクス(東京)、関西は桜宮ゴルフクラブ(大阪)の各練習場で参加を受けつけている。
岐阜県ゴルフ連盟も、昨年から「はじめようごるふ」をスタート。未経験者や初心者(ジュニアを除く)を対象に、クラブの持ち方からスウィングまで、プロゴルファーが教える。11月までの土日祝に15コースで行われるが、参加費1000円と手ごろなこともあり、すでに半数ほどが満員となっている。
アコーディア・ゴルフの「イージーゴルフ」は、ゴルフ未経験または初心者の女性限定のゴルフデビューイベントだが、現在募集中のものは男性でも参加可能だ。
ほかにもジュニアや若者向けの企画もあり、全世代にすき間なく働きかけることでゴルフ活性化を狙う。
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