米女子ツアーは、全米女子プロまでで今季16試合が開催されたが、優勝者の平均年齢は21歳。全米女子プロを獲ったのも、18歳のブルック・ヘンダーソン(カナダ)だった。
参戦4連勝を狙った20歳のアリヤ・ジュタヌガンは1打及ばず、プレーオフ進出を逃し、戦いは19歳のリディア・コーと18歳9カ月のブルック・ヘンダーソンの一騎打ち。勝ったのはヘンダーソンで、全米女子プロ最年少勝者に。コーの持つ最年少メジャー優勝記録(18歳4カ月)には及ばなかったが、史上2番目の若さでメジャー戴冠。
今後、米女子ツアーでコーとヘンダーソンの名勝負が繰り広げられていくのは間違いないと思わせる試合だった。敗れたにコーは、試合後ツイッターで「ブルックはすごい選手。優勝争いできたことを誇りに思う」。二人とも十代ながら、意識の高さはすでにトップ級と評判だ。
ヘンダーソンは2014年末に16歳でプロ転向。米女子ツアーには18歳以上というメンバー規定があり、Qスクール(プロ試験)を受けることができなかった。そのため、昨年は数多くのマンデートーナメントに出場し、そのひとつ、ポートランドクラシックで勝ち上がり、米ツアー初優勝を飾っている。
その際、ヘンダーソンは「これからの長いキャリアの始まりだと思っています。自分の夢と目標を追い求めており、今の私には限界などない。2015年はそれを証明した年で、私には、"すべてのこと"が可能なんです」と、堂々と語っている。
実際、今年は16試合中15試合に参戦し、10試合でトップ10入りを果たしている。一体どこまで伸びてくるかが楽しみだ。
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