今年2月に腰痛のためツアーを離脱した石川遼。日本のトーナメントでテレビ解説をしたり、パターに限定したジュニアレッスン会に参加したりと元気な姿を見せてはいるが、肝心の試合復帰の目処は立っているのだろうか。
プレーする姿を早く見たい……
石川遼が「体のキレがすごくよくて、アイアンまでならフルスウィングしても問題ありません。3Wでも腰の負担はなくなっています。あとはドライバーだけです」と語っていたのは4月末のことだった。それから2カ月近くが経過したいま「私もときどき一緒にラウンドしています」というのは、父でありコーチでもある勝美氏だ。
「まだまだ完全ではありません。ドクターに同行してもらって、様子を見ながらのラウンドです。ドライバーは曲がっているので、以前ほど飛んでいないと思います」と、リハビリは順調に進んでいると話す。
「やるべきことはやっていますが、試合に出られるまで回復しているとはいえません。できれば、日本で何試合かに出て様子を見られるといいんですが。それがKBCオーガスタだったら最高なんですけどね」と勝美氏。
公傷制度の適用については、米ツアーと連絡を取って情報を集めているが、現段階では復帰について「10月の開幕になるのか、それとも来年1月からになるのか、まだ結論は出ていません」とのことだ。
公傷制度が適用されると、来季に定められた試合数で稼いだポイントと、15-16年シーズンですでに獲得しているポイントを合算して、125位を上回るポイントに達するとシード保持者に認定される。
勝美氏によれば公傷を申請していても、日本など他のツアーについては5試合程度に出場できるとの情報もあり、国内ツアーから復帰する可能性もある。8月に開催されるKBCオーガスタには、弟の航わたる君がジュニア大会の優勝で出場権を獲得している。あと2カ月、石川のリハビリが順調に進めば、真夏の福岡で兄弟の揃い踏みが見られる可能性もある。
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