「Brexit」とはブリテン(英国)とエグジット(離脱)の合成語だが、このブレグジットによってゴルフ界にも波紋が広がっている。
ロンドンに本部を置く欧州ツアーは「イギリスに本部を持つすべてのグローバル企業同様に、私たちもEU離脱の影響を検討している」とコメントを発表。本部移転の可能性を視野に入れているようだが、関税やビザ、移民問題など、今後の離脱交渉の内容次第といったところ。
欧州ツアー4勝のパブロ・ララサバル(スペイン)は「イギリスの選手は、ライダーカップでヨーロッパのためにプレーするのだろうか? あるいは私たちはスコットランドオープンでプレーするのにビザが必要になるのだろうか?」と、"素朴な"疑問を抱いているようだ。
北アイルランド出身のローリー・マキロイは「ブレグジットとアメリカの大統領レース……、僕たちは2016年をマリガンできないのだろうか?」とツイート。"やり直し"について言及した。
一方、マキロイの語るもうひとつの"相手"であるドナルド・トランプは、国民投票直後にスコットランド・ターンベリーのゴルフコースを訪れ記者会見。「素晴らしい勝利だ。まさにアメリカと同時進行している。人々は、自分の国を取り戻そうとしている」と語った。
しかし、離脱派の主要人物が主張してきた公約に次々と「うそ」が発覚するなどし、国民投票の再投票を求める署名は300万人超に。ネット上ではブリテンとリグレット(後悔)の合成語「ブリグレット」なる言葉も登場。マキロイ同様の"マリガン希望"ムードが広がっているが、どうなるだろうか……。
【関連記事】こちらも注目です!
2016/07/06 英国のEU離脱でスコットランド独立問題再燃?ゴルフ事情は?
一覧へ戻る
|