乳がんに意識を!ゴルフ場もイベントで啓発に一役
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2016/07/19号
2016/07/21更新

乳がんに意識を!
ゴルフ場もイベントで啓発に一役

 歌舞伎俳優の市川海老蔵の妻・小林麻央さんが乳がんの闘病中であることを発表。大きな話題になるとともに、この病気への関心が高まり、医療機関では検診の問い合わせが増えているという。この乳がんに対する啓発目的で展開される「ピンクリボン運動」だが、国内ではゴルフ界が多方面で熱心に取り組んでいる。

7/31にチャリティゴルフが開かれる白河国際CC

「ピンクリボン運動」は1980年代にアメリカで始まった乳がんの早期発見・治療を啓発する運動。同患者の多いアメリカでは、スポーツ選手がピンクリボンを身に着けてプレーするなど、すっかり定着した感がある。ゴルフ界では、夫人が罹患したフィル・ミケルソンが熱心で、2010年のマスターズは帽子に着けてプレー。3度目の優勝を果たし、話題になった。

 日本では日本女子プロゴルフ協会が同運動を支援。トーナメント会場などでチャリティを実施、毎年関係団体に寄付を行っている。 

 また、同様のチャリティイベントは各地のゴルフ場で開催されている。例えば今月も、31日に福島県の白河国際CCで「カネキピンクリボンチャリティゴルフ」(参加者は女性限定)が予定されている。「女性ゴルファーが増えていることもあり、社会貢献につながるイベントとして今年初めて企画しました」(同ゴルフ場)

 当日は、乳がんの闘病経験のあるタレントの生稲晃子がゲスト参加。医師による「乳がん講座」も開催する。さらに参加者全員に県内4カ所の病院で利用できる「乳がん検診券」(通常費用は7000円程度)がプレゼントされるなど、手厚い啓発活動になっている(参加料はプレー代、昼食、パーティ代込みで1万2000円)。

 乳がんに対する意識や検診の高まりに、ゴルフもひと役買っている。

 
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