今年の全米オープンチャンピオンのダスティン・ジョンソンがWGCブリヂストン招待でも優勝。世界ランキングは、僅差でスピースを抜いて2位に浮上した。
ノリノリのDJ
ダスティンは全米オープンの翌週は休養にあてていたので、出場2試合連続での優勝となる。全米オープン前の世界ランクは6位だったが、メジャー制覇で新ビッグ3の一角、ローリー・マキロイを抜いて3位に。そしてポイントの高い今回のWGCの優勝で、僅か1000分の2ポイント差ながら、ジョーダン・スピースも追い抜いた。
世界ランクを見る限り、新ビッグ3時代は"公式に"終わりを迎え、"ビッグ4"に移行した形だ。さらに、4位のマキロイのポイントは、上位3人とは2ポイント以上離れてしまったので、数字上はビッグ4というよりは、ジェイソン・デイ、ダスティン、スピースの"新々ビッグ3"時代の幕開けとも言える。
加えて、今回のWGCの優勝を数字以上に印象づけたのが、世界ランクナンバー1のデイを逆転して勝ったことだろう。最終日の終盤にデイが大きくスコアを崩したとはいえ、直近20試合で7勝という、全盛期のタイガー並みの勝率で強さを見せつけていたデイに競り勝ったのは、ダスティンの勢いが本物であるということを鮮明に印象づけた。
今年の2月以降、ダスティンは出場した11試合で、トップ5に8回も入っており、その安定感は驚異的。出場すればほぼ毎試合、優勝争いに加わっていることになる。
「今週の全英オープンで"ハットトリック"を達成する可能性は高い」というのは、メジャー2勝を上げた英国の名手、トニー・ジャクリン。「彼の弱点だったウェッジショットが格段に上手くなった。そして、何よりも大きいのが全米オープンで得た自信だね」
勢いに乗るダスティンの次のターゲットは世界ランク1位の座。今週の全英、翌々週の全米プロ後に、トップ4のランキングがどう変わっているのか、目が離せない。
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