7月14日から全英、カナディアンオープンをはさみ、7月28日からの全米プロ。リオ五輪のための変則スケジュールだが、実際にこなした選手たちの感想は……。
メジャーに焦点を合わせている選手たちには、かなり過酷なスケジュールになった。それは、全米プロの結果が物語っている。この試合2位のジェイソン・デイは、「(全英から)1週あけてのメジャーでは、疲れをとるのが難しい。精神的にも、肉体的にも非常にタフだ」とコメント。
「(全米プロの)週の初めは非常に暑く、休みを取って、水曜日にバルタスロールを初めて見て、練習ラウンドは1ラウンドだけ。十分な準備ができなかった」というが、無理に練習しなかったことが幸いしたのかもしれない。
優勝したジミー・ウォーカーは、全英に予選落ちしている上に、「(メジャーも)単なるゴルフの試合。会場に来て、ショットを打って、パットをするだけ」と語り、トッププロたちのようにメジャーだけに焦点を合わせていないことが奏功したようだ。
全英に優勝したヘンリク・ステンソンは「エネルギーを充電する時間がなかった」と全米プロの最終日に71と失速し7位タイ。
全米プロ後に何をするのかと聞かれて「ロット・オブ・レスト(たっぷりの休養)、ロット・オブ・レスト」と繰り返し、休みを取ることを強調したのは、ジョーダン・スピースだ。身も心も疲労困憊で、とにかく休みをとって、米ツアーのプレーオフに備えるつもりらしい。
こんな状態を予想したからこそ、トッププロたちは、オリンピックの参加を辞退したのかもしれない。デイは「オリンピックに出る連中は、開会式で倒れるかもしれないよ」とちょっとイヤーな予言まで。どうなるだろう。
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