初勝利のささきしょうこ、小6からモニターとして使い続けるクラブとは?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2016/08/30号
2016/08/29更新

初勝利のささきしょうこ、
小6からモニターとして使い続けるクラブとは?

 いい部屋ネットレディスでツアー初優勝を遂げたささきしょうこ。もともと虚弱体質で、父は娘のために脱サラしてゴルフ場に住み込み……など、その生い立ちに注目が集まったが、じつはクラブ契約はマルマン。そちらに注目してみると……。

マルマンのささき

 マルマンといえば、かつてはプロデビュー当初の丸山茂樹や福嶋晃子とも契約を結んでいたメーカーだが、今回のツアー優勝は同社にとって久しぶりの快挙だった。

 マルマンによれば、契約プロの国内ツアー優勝は2013年のヤング・キム(日医工女子オープン)以来。さらに日本人選手となると、06年に再度契約を結んだ福嶋晃子がその年に2勝して以来、10年ぶりのことになる。

 「実は、大東建託のときも、その1カ月半ほど前から本人とキャディの門田実さんと、うちのプロ担当でスウィング改造をしていた最中で、まだ気持ち良く振れないから100打つかも、と本人はもらしていたそうです」(同社・桑木野洋二氏)

 同社の契約プロ(レギュラーツアー)は他に岩橋里衣がいるだけで、一人在籍のプロ担当はほぼ毎試合、ささきと顔を合わせているという。

 彼女には、小学6年からモニターとしてクラブを貸与。プロテストに合格した昨年、契約を結んだ。同社は今後も同様に、モニターでジュニアを支援し、契約プロに育てる方針という。次の優勝も(ささきを除けば)ジュニア育ちのフレッシュな選手になりそうだ。

ナイキの葭葉(左)と時松

 久しぶりの優勝といえば、先月、相次いでツアー初優勝を遂げた葭葉ルミと今をときめく時松隆光が契約するナイキだ。男子ツアーでは片山晋呉と藤島豊和が勝った08年以来、女子ツアーでは金田久美子が優勝した11年以来となる。

 ナイキは同社がアピールする「モダンゴルフアスリート」のイメージに合った選手との総合契約が基本で、現在は両選手の他に薗田峻輔と伊藤誠道がいるだけ。マルマン同様、こちらも契約プロの数は少ないが、次の優勝はいつあってもおかしくなさそうだ。


一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト