中畑?前川?ステンソンのシャフトはキヨシです!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/08/30号
2016/08/29更新

中畑?前川?
ステンソンのシャフトはキヨシです!

 全英オープンを制したヘンリク・ステンソンだが、ドライバーに装着されたシャフトに「KIYOSHI」という文字を見つけた目ざといゴルファーもいるかもしれない。OBAN(オバン)社のキヨシというモデルなのだ。

KIYOSHIの文字発見!

 メーカーであるオバン社は、なんとなく日本語的な語感だが、アメリカの企業で、メインとなる「キヨシ」以外にも、「イサワ」、「ハシモト」など、微妙な日本語風ネーミングのモデルがラインナップされている。モデルの名称だけでなく、シャフトにも日本語で、"必勝"や"ツアー"などと書かれたモデルもあり、我々、日本人としてみれば少し奇異に見えるデザインだ。

 こうした日本風の名前をつける理由は、開発者の一人の奥さんが日本人で、日本語に馴染みがあったということだが、三菱レイヨンでも海外モデルから国内に逆輸入された「クロカゲ」があり、海外でエキゾチックな雰囲気を持つ、東洋風のネーミングを好んだというのが、実際のところのようだ。一部のモデルは、実際に日本で作られているものもある。

 各シャフトの値段は海外としては高額で、300〜400ドル以上するラインナップが多い。なかでも、ステンソンが愛用する「オバン キヨシ ツアーリミテッド」は、定価が490ドルと国内の高弾性シャフトと比べても変わらない。

 「高級シャフトブランドとして、海外の各メーカーではカスタムフィッティング用のシャフトとして採用されています。米ツアーの選手でも使用者が多いようです」(シャフトに詳しいギアライター 田島基晴氏)と、シリアスゴルファー向けとしての知名度は低くないようだ。機能は海外モデルらしく、しっかりした挙動のものが多い。

 ワンレングスアイアンで有名になった、ブライソン・デシャンボーも「オバン キヨシ」愛用者のひとりで、ドライバーと3Wに装着している。他にも、ルイ・ウェストハイゼン、ブランデン・グレース、ショーン・ローリーなどが使用中だ。国内ツアーでもフィッティング用シャフトとして試されているケースもある。

 日本全国のキヨシさん、要注目!?


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