欧州ツアーが新提案!6ホールの国別対抗マッチプレー
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/08/30号
2016/08/29更新

欧州ツアーが新提案!
6ホールの国別対抗マッチプレー

 「ゴルフは時間がかかりすぎる」とはよくいわれることで、ジャック・ニクラスが12ホールゴルフを推進しているのは有名な話だが、それより短い6ホールの試合が実現しそうだ。

 欧州ツアーのチーフエグゼクティブ、キース・ペレー氏は「変化に準備していなければ、革新的なことにも対応できない。チャンスをつかむ準備ができていなければ、スポーツは時代に取り残される」とし、プロによる6ホールのマッチプレーを主催する予定だと発表した。試合内容については「多分、国別対抗戦になるでしょう。会場には音楽がかかっていて、選手たちは普通の試合とは異なった服装をし、ショットは時間が計測されることになる」とも話っている。

 英国で盛んなクリケットが「トゥエンティ20」という新方式で試合時間を短縮して、成功したのを受け、同様に若者受けやテレビ視聴率アップを狙ったもの。来年、このフォーマットの試合を実験的に開催し、再来年に公式試合としてスタートさせる目論見とか。

 とくに欧米では、ゴルフの人気が停滞している理由の第一に、時間がかかり過ぎることが挙げられているが、それは観戦スポーツとしても同じ。例えば、先の全米プロは、アメリカでは4日間合計26時間のテレビ放映。これではゴルフ好きでも試合を最初から最後まで見ることはできない。しかし、6ホールのマッチプレーなら時間は短く、勝敗もわかりやすい。加えて、選手を知らなくても、自国の応援もできる。

 この新フォーマットが成功すれば、7人制ラグビーや年齢制限のあるサッカー同様、オリンピックのフォーマットとして採用される可能性もなくはないはずだ。

 
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