リオ五輪の解説を終えた佐藤信人が帰国。滞在中や取材時の様子を聞いてみた。
テレビを見ていると、コース内からの実況中継のようだったが、実際は放送センターでモニターを見ながらの解説だったそうだ。
「コースに行ったのは練習ラウンドのときだけ。試合が始まると、モニターを見ながらだったんです。ラウンドレポーターがいて状況を知らせてくれれば楽だったんですけど、それもないので大変でした」
選手のプロフィールなどは、事前に調べられるが、進行中のプレーに関しては、中継の集音マイクが偶然に拾った音声が頼り。
「ときどき集音マイクが選手とキャディの会話を拾うことがあるので、そういうのを情報源にしていました」
佐藤は英語が堪能なので、英語圏の選手の情報は何とかなったというが「次の東京大会は、その辺も中継の課題になりますね」。
懸念されていた治安については、やはり滞在中は自由な外出はできない状態で、基本的にホテルと会場を車で移動するだけだったという。
それでも、水泳やフェンシングなどゴルフ以外の数競技を観戦したそうで、それができたのも「会場が近かったから」と佐藤。五輪では"コンパクトさ"が重要だと痛感したという。
帰国の途に就くのは"アスリートファースト"で選手が先。それでも「バレーボールの解説をやっていた大林素子さんとか、他の競技の解説の人たちと一緒だったので楽しかったですよ」と佐藤。貴重な2週間だったという。
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