11月24日~27日に豪州で行われるワールドカップに日本代表として石川遼と松山英樹が出場することが発表され、注目を集めた。3年ぶりに開催されるのだが、そもそもW杯って毎年じゃなかったの?
松山&遼コンビがW杯で見られる!
もともとは「カナダカップ」の名称で1953年にスタートした、毎年開催の国(地域)別対抗戦。日本では57年に霞ヶ関CCで開かれ、中村寅吉と小野光一のペアが個人・団体とも制し、それをきっかけにゴルフブームが起こったことでも知られる。
2000年からは世界ゴルフ選手権シリーズの一戦となり、01年には太平洋C御殿場コースで実施。翌02年には日本の丸山茂樹と伊沢利光のペアが優勝(団体戦のみ実施)し、話題を集めた。しかし、徐々にトッププロの出場辞退が目立ち、06年大会を最後に世界ゴルフ選手権シリーズから外れた。翌07年からは中国で固定開催。さらに09年からは隔年開催と紆余曲折。
そして13年大会は、スポンサーがなかなか現れず実施が危ぶまれたが、最終的に日本のISPS(国際スポーツ振興協会)が名乗りを挙げた。ISPSは国内ツアーの「ハンダグローバルカップ」など世界中でツアー競技をスポンサードする一般社団法人だ。
その13年大会は今回と同じ豪州で行われ地元のジェイソン・デイとアダム・スコットが個人(デイ)・団体とも制し、大いに盛り上がった。また、日本代表の石川(個人戦5位タイ)・谷原秀人(同7位)ペアも3位タイと大健闘をみせた。
大会史上初の3年ぶり開催となる今年は、連覇の期待がかかる地元のデイ&スコットを始め、アメリカのリッキー・ファウラーとジミー・ウォーカー、イングランドのダニー・ウィレットとリー・ウエストウッドなど28カ国(地域)から計56選手が出場する。
リオ五輪終了後、2020東京大会では団体戦を要望する声が多方面から挙がっている。このW杯が成功すれば、その機運を後押しすることにもなりそうだ。
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