リオ五輪のゴルフで、実に112年ぶりの金メダリストとなった、ジャスティン・ローズ。"金メダルフィーバー"は続いているようだ。
米ツアーのプレーオフ初戦、バークレイズの最終18番ホールで10数センチのパットを残したローズ。あとはタップインするだけという状況で、キャディのマーク・ファルシャーが、メダルを手渡すと、ローズはメダルを首にかけ、そのまま最終パットを沈めた。ギャラリーからは大歓声だ。
ローズは「(メダルは)トロフィよりはるかに持ち運びがしやすいので、いつでも身の回りに置いておける」とのこと。
「誰もが自分を祝福しようとしてくれる雰囲気というのは、確かに普段よりも疲れる部分はあるけれど、同時に元気をもらえる。ポジティブなフィードバックとして受け止めるつもり」(本人)と、最終戦のツアー選手権まで"金メダルパワーを味方に、戦い抜く覚悟のようだ。ローズが、地元・ロンドンのヒースロー空港に、金メダルを携えて凱旋したのは8月16日。空港には、本人が想像したよりもはるかに多いイギリス国民が祝福にかけつけ、その後も国内外を問わず、様々な人々から金メダル獲得に対する反響があったという。ローズは、「(五輪前と五輪後では)一般の人々からの反応がまるで違う。オリンピックは、最初から最後まで、自分の想像をはるかに超える体験で、そこでの優勝の世の中への伝わり方のものすごさに、圧倒されているよ」と語る。
次の東京五輪で日本人が金メダルをとれば、ゴルフ人口の減少に歯止めがかかるのではないかというローズのフィーバーぶりだ。
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