今月15日から日本シニアオープンが開催されるが、昨年までとは開催時期が違う。その理由とは?
今年の会場は千葉県の習志野CC。9月中旬、まだ暑さの残るなかでの開催となる。シニアオープンは今年で26回を迎えるが、第1回大会が行われた1991年から、一貫して10月末~11月末の涼しい時期に開催されてきた。開催時期の変更理由を主催するJGA(日本ゴルフ協会)に聞いてみた。
「開催時期の変更には、大きく2つの理由があります。ひとつは、これまで108名だった出場枠を126名に増やしたことです。ナショナルオープンとして、少しでも多くの選手に出場してもらいたいということで、出場枠を増やしたのですが、日照時間のことも考えて、開催時期を早めました」(JGA)
このところのシニアツアー人気はご存じのとおり。選手にも、ファンにとってもメジャー競技の出場枠が広がることは歓迎すべきことだ。
「もうひとつの理由は、10月末や11月ですと、開催コースが限られてしまう問題がありました。関東より北での開催が時期的に難しかったのです。そこで、開催場所の自由度を広げるための変更でもあるのです」(同)。過去の開催コースを見てみると、確かに関東、関西、九州が多く、東北や北海道での開催はない。
「開催時期を変更することによって、再来年は北海道での開催が決まりました」(同)
18年に限り、時期は7月末となるが、苫小牧市のニドムクラシックCで開催されることが決まっている。
オープン競技として門戸を広げるために、ハンディキャップインデックスを持っていれば誰でも出場できる「ドリームステージ」が、今年からシニアオープンにも導入されている。こうした改革によってナショナルオープンの魅力が上がることを期待したい。
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