相次ぐ台風の日本上陸によって、北海道などの河川敷コースを中心に大きな被害が出た。
台風は7、9、11号が先に上陸、10号は日本上陸を前にしてUターンするも、さらに勢力を増して8月30日には、史上初の東北、北海道を直撃。東北は岩手県の沿岸地方が台風の直撃を受けたが、この地区にあるのは宮古CCと、少し内陸のニュー軽米CC。
「高台にあったが風の被害は2本の倒木で済みました。しかし、雨での被害が大きくグリーンが陥没するほどでした」(宮古CC・杉田淳一支配人)。ニュー軽米CCは直接コースへの被害はなかったという。
被害がもっとも大きかったのは、やはり北海道だった。十勝川の氾濫により、河川敷にある帯広リバーサイドGは「完全に冠水してグリーンも流失。水が引いてもフエアウェイには泥が50センチもたまっている状態で、今のところ営業のメドはたっていません」(統括マネジャー・三瓶貴孝則氏)。
十勝川支流の札内川が氾濫し、河川敷の札内川Gも年内は、営業は絶望的という状態。
また滝野川市民Gでは「グリーンとティを残して冠水。ポンプ2台で4日間排水しました。倒木は20本ほどありますが、9月7日には営業再開を予定しています」(森富士彦支配人)
北海道では河川敷だけでなく山間部のコースにも被害が。阿寒CCは「倒木は100本以上。総雨量600ミリの雨でコースはぬかるみ、オートカートが入れず1週間クローズに。開場以来の被害をこうむりました」(大森隆明支配人)。
北海道は普段台風の被害が少ないところで、関係者の驚きも大きいようだ。一日も早い復興を願う。
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