ダスティン・ジョンソン(D・J)やバッバ・ワトソンら、プロモデルのドライバーが注目を集めている。
今年の全米オープンで初メジャーを戴冠したダスティン・ジョンソン。シーズン当初、テーラーメイドの「M2」ドライバーを使用していたが、より左にいきにくい「M1」に変更して、好成績につなげている。ツアー終盤のBMW選手権を23アンダーというハイスコアで制した際、使用していたのが、いつもの白黒カラーではなくカーボン部分が青でポイントに赤を使った"星条旗カラー"の「M1」ドライバーだった。
これは、ジョンソンの全米オープン制覇を記念して作られた「M1 スペシャルエディションドライバー」。カラーだけでなく、トウ側に星条旗をあしらい、グリップやヘッドカバーも特別仕様の限定モデルで、アメリカでは、800ドル前後で販売され、シャフトはD・Jも使用するフジクラ「スピーダーエボリューションTS」が装着されている。国内でも8月26日から発売されており、こちらは三菱レイヨンの新シャフト「ディアマナBF 60 S」が標準装着されている。定価は9万8000円(税抜)だ。
8月末にはピンからバッバ・ワトソンが使用する「G」ドライバーのピンク色バージョンが発売。国内では限定1000本での展開だ。ワトソンの限定モデルが登場するのは、2012年の「G20」以来、4作目で、1本につき60ドル分がチャリティとなる。過去4年間の寄付金額は、すでに100万ドルを超えているという。今回の「G」ドライバー限定モデルは、トンボの羽からヒントを得たという「ドラゴンフライクラウン」に合わせたカラーリングが施されていて、これまでよりも斬新なデザインになっている。ワトソンをあしらった特製のヘッドカバーがつくのもポイントだ。
プロの個性を強調した限定モデルは各メーカーから登場しており、現在、石川遼が使用しているキャロウェイ「XR16 サブゼロ」ドライバーは、フィル・ミケルソンのアイデアで作られたモデルだが、日本では販売がなく、アメリカでカスタム販売をメインとして限定的に展開している。
復帰間近のタイガー・ウッズも、昨年ナイキから「ヴェイパースピードTW」という限定モデルが発売された。弾道調整機能のないコンパクトなタイガー仕様で、復帰戦で使用する可能性もありそうだ。
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