今シーズンのウェブドットコムツアーファイナルズ4連戦の最終戦は巨大ハリケーンの接近という異常事態のため中止という、最後の巻き返しを狙っていた選手にとっては、あっけない幕切れとなってしまった。
米ツアーのフェデックスポイント126位~200位までの選手とウェブドットコムツアー(下部ツアー)の賞金ランク75位までの選手が16 ︲17年シーズンの出場権を争う、ファイナルズ4連戦の最終戦ウェブドットコムツアー選手権は、10月6日から開始されることになっていたが、フロリダ州政府が非常事態宣言を出すほどのハリケーンのために中止。
ウェブドットコムツアーには、50人のPGAツアーへの昇格枠があり、8月末まで行われたレギュラーシーズンで25位以内に入った選手は、それを獲得。残りの25人枠をファイナルズ4試合での賞金ランクで決めるため、入れ替え戦とも呼ばれている。
3戦目を終えた時点で、岩田寛のように賞金ランク36 位で25位以内に入っていなかった選手とって、最終戦はラストチャンスだったのだが、試合がキャンセルとなって、3戦目までの順位で、25人のPGAツアー昇格が決まった。
昇格を勝ち取った選手たちは、下部ツアーということもあり20代が圧倒的に多いのだが、なかには47歳のロッド・パンプリング(豪)などベテラン勢もちらほらと混じっている。ツアー2勝のパンプリングはフェデックスランク195位でシーズンを終え、ファイナルズに最後の望みを託し、11位で昇格を決めた。
ツアー6勝でマスターズでは2位にもなったことがあるローリー・サバティーニ(南ア)も40歳のベテランだ。21位で最終戦を迎えることになっていたのだから、薄氷を踏む思いだったに違いない。
ツアー4勝のカミロ・ビジェガス(コロンビア)、ツアー9勝のスチュワート・アップルビー(豪)などは巻き返しのチャンスを失い、ツアーカードに手が届かなかった。
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