ゴルフ界もついにそっぽ!?D・トランプに吹くアゲンスト
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2016/11/08号
2016/11/01更新

ゴルフ界もついにそっぽ!?
D・トランプに吹くアゲンスト

 来月8日に迫るアメリカ大統領選。劣勢のトランプ氏にゴルフ界からも批判の声が噴出してきた。

 LAタイムズ紙によれば、カリフォルニアのトランプナショナルゴルフクラブで、女性蔑視の発言やパワハラが相次いでいたというのだ。これは2012年に休憩や食事時間などが十分に与えられていないなどといった、主に待遇改善を求めたトランプ氏の会社を訴えた裁判だが、そのなかで、さまざまな証言が飛び出している。

 たとえば、トランプ氏本人が、コースの支配人に見栄えの良い、美人の女性を雇えと強要する一方、太った女性やニキビのある女性を豚や犬と陰で罵ったうえで、解雇したりとやりたい放題。

 裁判のほうは、会社側が非を認めなくても良いという条件で、4億7500万ドルで和解が成立している。

 一方、イギリスのガーディアン紙が伝えたところでは、トランプ氏の経営するスコットランドの2コースが、2014年、15年に2600万ポンド(約33億円)の赤字を出していることを伝えている。これだけなら大した問題にはならないのだろうが、トランプ氏が大統領選に際して、選挙委員会に提出した書類では、14年に限っていえば、ターンベリーでは1660万ポンド、アバディーンのトランプインターナショナルゴルフリンクスでは360万ポンドの黒字になっているにもかかわらず、イギリスの税務局には、ターンベリーで360万の赤字、アバディーンでは110万ポンドの赤字としている。加えて為替の損で、2014年には310万ポンドの損益を計上している。つまりは、イギリスでの法人税逃れではないかと疑われているというわけだ。

 少なくともゴルフに関してだけは"まとも"と思われていたトランプ氏だが、これで、共和党支持者が多いといわれるゴルフ界からも、見放されてしまいそうだ。

 
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