憧れのパトロンになれちゃう!プロ育成プロアマ好評
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/11/08号
2016/11/01更新

憧れのパトロンになれちゃう!
プロ育成プロアマ好評

 「あなたもプロゴルファーのパトロンになりませんか?」というキャッチコピーの大会が話題だ。

優勝したのは藤田寛之を師匠と仰ぐ河瀬

 伊豆の修善寺CCで開催される修善寺オープンがそれだ。参加するアマはプロの"パトロン"となり、そのぶん、プロは"おもてなし"の作法を学ぶ。そんな「プロ育成プロアマ」はもう3年目。

 今年は10月17、18日に行われ、集まったアマは2日間で計180人、プロは30人。アマはエントリーフィを1日分2万円払う。ユニークなのはこのフィがプレー代や昼食・パーティ費などではなく、全額プロの賞金となること(他に1口3000円の寄付も)。アマのプレーフィはコースが負担するほか、地元企業からの寄付でまかなわれる。これが"アマがパトロン"とのコピーのゆえん。賞金を出してくれるパトロンに対して、一緒にラウンドするプロは当然、ホスピタリティの気持ちを発露しなければならない。

 修善寺CCの経営母体の朝日観光グループはかって約10 コースを経営していて、プロも数多く抱えていた。しかし今は全国のコースにそんな余力はない。そこでプロ、ゴルフ場の振興をと考え出されたのがこの大会だという。

 「プロになったはいいが、活躍の場がない選手もいます。それをアマがパトロンとして応援する形で……というのが動機になりました。プロにとってはホスピタリティを学ぶ機会、アマにとってはプロを育成する場ともなっています」(修善寺CC広報・島田章子氏)

 かくして集まった賞金は700万円、うち優勝賞金175万円で、今回の勝者は河瀬賢史。また、賞金の5%は伊豆市を通じ各災害地域へ寄付される。

 「昨年までは大会も1日でしたが今年から2日間になりました。賞金も少しずつですがアップしています。来年は1千万にしたいですね」と、島田氏。こんなプロアマが全国に広がっていけば、ゴルフ振興の一助になりそうだが……。

プロは"おもてなし精神"を発揮

 
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