畑岡奈紗が米女子ツアーのクオリファイングトーナメント(QT)セカンドステージ(二次予選会)に挑み、出場193人中最年少でファイナルQT進出を決めた。
アメリカでもNASAがやりました!(左はチョン・インジ。写真は日本女子オープン時)
現地時間20日から23日にかけフロリダ州で開催されたセカンドQT。強風が各選手を悩ませるなか、日本女子オープン最年少チャンピオンの畑岡は持ち前の粘りを発揮。通算3オーバー、19位タイに入り、上位80名に与えられるファイナルQTへの切符を手にした。
82位タイと出遅れた初日は「チャンスにパットが入らず、ティショットのミスからボギーにしたホールもありました。パー5をボギーにしたのが悔しい」と肩を落としたが、2日目以降順位を上げ、27位タイからスタートした最終日は目標の「アンダーパー」とはいかなかったもののパープレーにまとめ19位タイで72ホールを完走した。
11月30日からLPGAインターナショナルで開催されるファイナルQTは、今回予選を突破した80名とシード権を逃した選手らが集結。5日間90ホールの長丁場を戦うことになる。だが来季のフル出場権が与えられるのは上位20名のみ。まさに狭き門なのだ。
畑岡の米ツアー本格デビューまでにはまだ長い道のりがありそうだが、今回の結果には「さすが」の声が大きい。
というのも日本勢は畑岡を含め4名が参戦したものの畑岡以外はファイナル進出ならず。ハワイ在住のナガトリ・ミカが127位。プロ3年目25 歳の佐藤絵美も135位、現在セントラルフロリダ大にゴルフ留学中のアマチュア、中山綾香も180位に終わった。3名は少なくとも試合経験は畑岡より豊富。ナガトリや中山はアメリカの芝にも慣れているはず。ところがプロ宣言でマスコミやファンの注目を集めながら、アメリカでも普段どおりのゴルフができる17歳の強心臓には驚きだ。
さすがは「前人未到のことをするように」NASA(奈紗)と命名されただけはある。
「自分のゴルフを信じて(ファイナルに)臨みたい」という彼女の今後に注目だ。
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