シャンシャン連勝。中国にゴルフブームは来るのか!?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/11/29号
2016/11/28更新

シャンシャン連勝。
中国にゴルフブームは来るのか!?

 日本で開催される唯一の米女子ツアー(日本女子ツアーとの共催)の試合、TOTOジャパンクラシックを制したのは中国のフォン・シャンシャン。同ツアー2週連続の勝利で、中国国内は大フィーバー!?

すでに貫禄アリ

 前戦のサイアムダービー(マレーシニア)に続くVに「これまで連続優勝は一度もないので、達成できて本当にうれしいです」と、喜びを爆発させたシャンシャン。これでツアー通算6勝、賞金ランクは6位にアップ。8月に行われたリオ五輪で銅メダリストとなったのも記憶に新しい。

 中国メディアもシャンシャンの活躍を詳しく伝え、五輪の件も合わせ「明星(スター)の仲間入りを果たした」と、大喜び。さらには、優勝の副賞がベンツに加え、地元産牛乳とヨーグルト、卵1年分というディテールにまで注目。「食いしん坊のシャンシャンにはこの上なくうれしいことだろう」と、若干"いらぬお世話"記事まで。

 シャンシャンの活躍効果も手伝ってか、中国ではアマチュアのゴルフ熱も高まっているという。少し前までゴルフはブルジョワのスポーツというイメージがあり、実際、平均月収が6万円ほどという時代にプレー料金は日本とほぼ同じだったほど。しかし、最近では会員権やプレー代も安くなったことで中産階級でも楽しめる"健康スポーツ"に様変わりしつつある。とくに、女性人気が高まっているという。日本メーカーが先月、上海で催したコンペではウェイティングが出るほどで、コンペブームも来そうな勢い。

 中国共産党員の「ゴルフ禁止令」も話題になったばかりだが、そもそもプレー自体が禁止されたわけではなく、不正な接待や賄賂を禁止したもの。禁止令自体もゆるやかになっているとされ、ゴルフへのフォローの風が吹きそうだ。

 
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