誰も知らない!?「プレミアムフライデー」ゴルフ界に影響はあるか
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2016/11/29号
2016/11/28更新

誰も知らない!?
「プレミアムフライデー」ゴルフ界に影響はあるか

 産業経済省が中心となり、日本百貨店協会、流通業界団体などが検討していた「プレミアムフライデー」構想が具体化し、来年2月に試験導入された後、毎月あるいは隔月で実施される見通しだという。ゴルフ界に影響はあるだろうか。

 「プレミアムフライデー」とは、個人消費を喚起するため月末の金曜は午後3時に仕事を終え、夕方から夜にかけての時間を買い物や飲み会、趣味などにあててもらおうというもので、低迷している個人消費を引き上げるのが大きな目的だ。

 そのため、百貨店や飲食店などではこの日をサービスデーとして売り上げを伸ばすきっかけにしようとさまざまな企画を考えているようだ。この制度で、コースや練習場も恩恵を受けられるだろうか。

 ロッテ葛西ゴルフ練習場(江戸川区)の営業担当者に聞いてみると、「さあ、どうでしょう。あまり関係ないんじゃないでしょうか」との回答。というのも「ノー残業デーが浸透してきたとき、お客さんが増えるんじゃないかと思ったのです。しかし、今、なぜかはわかりませんが、平日では水曜日の夜が一番ヒマなんですよ。ですから『プレミアムフライデー』といってもあまり期待できませんね」

 一方、ナイター営業をしているゴルフ場、成田の森CC(香取市)では「今、平日ですと月曜日と金曜日が混んでいます。月曜日は地元のお客さまが、金曜日は都内からのお客さまが多いので、もし『プレミアムフライデー』が導入されれば、それなりのメリットがあるのではないでしょうか?」(支配人)と、こちらは期待をもって語る。

 ともあれ、今のところはまだ不確定要素も多い「プレミアムフライデー」。まだその存在を知らない人も多いことから、しばらくは動向を見守りたいところだ。

 

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