本当にギリギリだった!?R&Aから〞物言いのドライバー
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/12/13号
2016/12/08更新

本当にギリギリだった!?
R&Aから〞物言いのドライバー

  「ギリギリの高初速で"さらに、飛ぶ""さらに、やさしい"」のキャッチフレーズで、8月に発売されたプロギアの「RS」シリーズ。その飛距離性能が市場で評価され、人気を博していたが、11月25日から一部のモデルの販売を一時停止することが発表された。

 停止されるのは、シリーズのなかで「フェードが打ちやすい」モデルの「RS︲F」ドライバー。その理由は、R&Aから「SLEルール(反発規制ルール)についてルール上限を超えるものが混在した可能性がある」と指摘を受けたためだ。

 市場で売られているドライバーについては通常、メーカーからR&Aに送られ、ルールに適合しているかどうかの確認が行われ、問題がなければ「ルール適合品」としてリストに掲載される。もちろんこの「RS︲F」についても発売前にテストを受け、ルール適合品としてリストに掲載されているので、既に「RS︲F」を購入したゴルファーが使用してもルール違反となることは、現時点(11月25日現在)ではない。しかし、R&Aでは、テストに合格し発売された商品についても"抜き打ち検査"を行っており、8本を検査し、そのなかに1本でも不適合品があった場合、再度8本を検査、不適合品があった場合は、適合外となる可能性がある。

 今回のR&Aからの指摘が、この検査の結果によるものなのかどうかは、「現時点では、まだわからない」(プロギア広報・石川智一氏)とのこと。この件については、プロギアとR&Aの間で協議されているが、プロギアでは該当のモデルの発売を一時停止するとともに、販売店からの店頭商品の回収を決定。問い合わせの専用ダイヤル(0120︲155︲456・9時~19時)を開設している。

 
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