11月24日に突如として首都圏を襲った早すぎる冬将軍。都心で11月中に初雪が降ったのは54年ぶり、積雪を記録したのは観測史上初という。都内のゴルフ場はどんな対応をしたのだろうか?
まず多摩地区など内陸部のゴルフ場は軒並み24〜26日と3日続けてクローズした。
「降り始めた24日は朝6時にクローズを決定してお客さまにご連絡したり、問い合わせに対応しました。予約は40数組ありましたが、前日のうちに半分が取り消しされていたので、混乱なく対応できました。積雪量は吹き溜まりで17センチ、グリーン上でも10センチ前後あり、25日は支配人以下総出で除雪作業に当たりましたが、結局、26日もクローズになりました」というのは八王子CCの予約係・杉本容子さん。
お隣の武蔵野GCも状況は同じで「クローズを決めたのは朝6時前でした。積雪は深いところで20センチ近くあり、25、26日も休業です。武蔵野GCに赴任して13年目ですが、11月中の雪は初めて。この時期は企業などのコンペが多く、平日でも予約は満杯なので3日連続でのクローズはものすごく痛いですね」(副支配人の高橋典宏さん)
一方、都心のゴルフ場の事情はちょっと違った。北区浮間にある赤羽GCは24日のみ休業で、25日からは通常営業を再開。「24日もクラブハウスのオープンと同時に5名のお客さまがいらしたので、プレーできるか午前9時まで見合わせたのですが、結局、無理と判断。でも積雪はそれほどでもなかったので25日は営業しました」(総務課の佐々木幸代さん)
さらに、ベイフロントにある若洲GLは、なんと24日も休まずに営業していたのだ。
「白いものは舞っていましたが、1日中、雨まじりのみぞれ状態で、コースに雪が積もることもなかったので、終日営業しました。キャンセルは予約の3分の2ありましたが、逆にほかのゴルフ場がクローズだからと、朝、電話で問い合わせて来場されたお客さまも数組ありました。ただ風が強いのと寒かったので、多くのお客様がハーフでおやめになりましたね。25日は、もちろん通常営業です」(佐久間雅彦支配人)。ちなみに若洲GLはここ2年ほど降雪クローズの経験なし。「都心にあって気温が高いので、雪は降っても比較的積もりにくいんでしょうね。内陸部のコースが降雪クローズでも、私どもは大丈夫というケースが多く、お客さまはそれをわかっていて問い合わせてこられるのです」(同)
冬本番、内陸部がクローズのときは都心に向かえ、が合言葉になるかも。
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