ワールドカップ(W杯)は松山英樹&石川遼のコンビで6位。この"友達コンビ"の良かったところ、課題点をチェックすると……。
同大会は、1組2人の28カ国のチームで初日と3日目がフォーサム(1つのボールを交互に打ったスコアを記録)、2日目、最終日がフォアボール(1人ずつプレーし、ペアでいいほうのスコアを記録)。4日間をダブルスで戦う団体戦なのでチームワークが肝要になる。
そこで、メンバーの選出も、その国の世界ランク上位者がまず選ばれ、選ばれたものが"相方"を選ぶというシステム。そこで、松山は間髪を入れず、遼を選んだ。松山と遼は同学年。遼が先に米ツー参戦し、その後、松山も参戦。戦績はずいぶんと差ができてしまったが、お互いにリスペクトし合っているようだ。
「松山は世界ランクひとケタで、世界の主要な試合に出られる。本来は、ステージが違う2人です。そういう意味で、初めてのコンビでチグハグさが出るかと思ったが、意外とそうでもなかったですね。あとは"慣れ"でしょう。東京五輪までこのコンビで続けてほしいですね」(テレビ解説者・タケ小山氏)
W杯には米ツアーのコミッショナー、ティム・フィンチェム氏もいて、試合後に「オリンピックはこの試合形式がいいと思う」とコメント。実際にこの形式が採用されてもおかしくない。
一方、同コンビのラウンドで物足りなさを感じたというのが、現地に足を運んでいたJGAミュージアム参与でリンクス愛好家の武居振一氏。
「このコース(キングストンヒースGC)のフェアウェイは狭く、グリーンは勾配がきつい。デッドに打ったボールでもスピンコントロールがジャストタッチでないとピンには絡みません。遼がドロー、松山はフェードという持ち球の違いを考えてホール毎の攻め方を決めていたか疑問でした」と苦言を呈した。
五輪の競技形式変更を見込んで、タケ氏がいうように"コンビでの経験"を積んでいく、というのはどうだろう。
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