週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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パーマーのマスターズトロフィが
売りに出た！

　今年、他界したアーノルド・パーマーが所有していたマスターズの優勝トロフィが売りに出され、話題になっている。

　出品されているのはアメリカのグリーンジャケットオークションズという会社のネットオークションで、12月10日まで入札を受け付けている。

　11月22日にスタートした入札は、５万ドルからスタートして、11月30日時点で20万８８６２ドルにまで値上がりしており、25万ドル（２８００万円前後）まで値上がりするのではと予想されている。

　マスターズのトロフィは、オーガスタナショナルＧＣのクラブハウスを模したもので、幅約33センチ、高さ16センチ強、10キロ弱。トロフィにはパーマーの名前と共に、彼が優勝した１９５８年、60年、62年、64年の年号と、その優勝スコアが刻印されている。

　もともとマスターズは１９９３年までトロフィがなかった。その後、優勝者に与えられるようになり、93年以前の優勝者たちにも与えられたのだ。パーマーには、同じものが４つ贈られ、今回売りに出されたトロフィは建設されなかったゴルフの博物館に展示される予定だったもの。残りの３つは、アーノルド・パーマー・エンタープライズが保管しているという。

　同じものが４つもあるのに、約３０００万円にも達する可能性があるとは……。

　オークションでいえば、かつて、球聖ボビー・ジョーンズのグリーンジャケットが30万ドル、ビリー・キャスパーが１９７０年にマスターズに優勝した際、トロフィの代わりに贈られた銀の葉巻きケースが９万ドル弱で売却されたケースもある。

　さらに、別のオークション会社が選手のサイン入りマスターズピンフラッグを売りに出したことがあるが、パーマーは３３４・65ドル、ミケルソンは２５０・７ドル、タイガーは最低落札価格が３００ドルで、買い手がつかなかったという。

　
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