17人中15位。それでも光るものがあったのだろう。"彼"の株は人気急上昇だ。もちろん、先のヒーローワールドチャレンジで15カ月ぶりに競技復帰したタイガー・ウッズのことだ。
話題や注目度では優勝した松山を凌駕したともいえるタイガー。試合後の世界ランキングは松山の6位は動かなかったが、タイガーは、898位から650位と248人抜きの大幅アップ。 本人は「世界最高の選手たちと戦い、彼らを打ち負かそうと再びプレーができたことが嬉しい」と淡々としているが、一方、「来年はフルスケジュールでプレーしたいと思っている」と、意気込みも。さらには、「マスターズに向けてどのくらいプレーできるか、しっかり計画を立てなければならない」ともコメント。
そのマスターズだが、ラスベガスなどでは、早くも誰が来年のマスターズに優勝するかという賭けが行われている。タイガーの賭け率は8月には60倍だったが、ヒーローワールドチャレンジの試合前に40倍となり、試合後には20倍に。ちなみに試合後の他の選手の賭け率は、J・デイとJ・スピースがトップの8倍。R・マキロイが9倍でD・ジョンソンが10倍、松山が15倍。
賭け率アップの理由として注目されているのは、ナイキの"縛り"から解放されたことが大きいというのがもっぱらの評。この試合でタイガーがテーラーメイドのウッドやブリヂストンのボールを使用したことは知られているが、もう一つ、パターをスコッティ・キャメロンに替えていたのだ。タイガーはキャメロンでメジャーを13勝している。体調とクラブの使用感覚が戻れば、メジャー15勝目も十分にあると考えている人が多いようだ。
タイガーの次の出場予想は、1月末のトーリーパインズ。好相性のコースなので楽しみだ。
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