デシャンボー、今度はグリップを実験しまくる
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/12/27・1/3合併号
2016/12/22更新

デシャンボー、
今度はグリップを実験しまくる

 "ゴルフを科学する"ことで知られる異色の米ツアープロ、ブライソン・デシャンボーとマイクロソフトがタッグを組み「スマートグリップ」なる機器を開発したという。どんなものか?

実験大好き!

 デシャンボーは4番アイアンからサンドウェッジまで、すべてのアイアンを同じ長さ(37・5インチ)に揃えていることで有名。

 「いろいろ実験した結果、長さが同じほうが同じスウィングができる」とは本人の弁。

 その彼が今度はゴルフの要である「グリップを科学したい」という衝動にかられたのがことの発端。それを受けマイクロソフトと提携関係にあるセンソリア社が独自のノウハウで、グリップを握る位置やグリップ圧を計測する機器を開発したのだ。

 センソリア社はウェアラブル機器に特化した企業。今回開発した「スーパーグリップ」は小型センサーをグリップに取り付けることで、8カ所の測定値を瞬時にデータ化するというもの。グリップ位置やグリップ圧によって、ショットにどんな影響が出るのか、常に同じスウィングがしたい、という理想を持つデシャンボーにとっては有難い代物だ。

 とはいえ今はあくまでも試作段階。センサーは超小型化されており装着も簡単だが、当然ながら試合では使用できない。市販されるかなど、今後の展開は未定という。

 ちなみにデシャンボーが「実験でもっとも芯が真ん中にあった」として、自ら契約を申し入れたブリヂストンのツアーB330Sはタイガーが復帰戦で使用したボール。科学するゴルファーの"実験"はプロにもアマにも福音になる……?

 
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