ふるさと納税の返礼品として、さまざまなゴルフ用品、コース利用券などが使われているが、実際の利用者数、納税額などの数字はどうなのだろう。
"国産アイアン発祥の地"兵庫県市川町ではアイアンを返礼品としているが人気はうなぎ上りという。「16年度は460人(16年12月中旬現在)ほど。人数はさほどではないでしょうが、単価が高いのでゴルフ用品が全体の納税額の3割ぐらいを占めます。金額にして1億2000万円の3割なので4000万円ですね」(市川町役場総務課・青木久典氏)。
安倍晋三首相がオバマ大統領にプレゼントした山田パターの工房のある山形市では4月から同パターを返礼品としていたが、高額・換金性を総務省から指摘され、送付を一時停止。その後、寄付者の名前を刻印するなど換金性を薄め、7月から"復帰"。刻印が希少性を高めたのか、さらに人気に。「10万円寄付が340件、20万円寄付が180件で金額にして7000万円でした」(山形市役所、山形ブランド推進課)という。
プレー利用券では千葉県睦沢町。15年夏から同券を採用、16年は1000人を超える予想だ。町内にある房総CC、大上Gを使って納税額に応じて同プレー券を返礼品としている。「15年度は478人でしたが、16年度は12月中旬現在で938人。納税額にして1000万円は超えるでしょう。一番人気はお米ですが、それに次ぐ貢献をしてもらっています」(睦沢町役場総務課・市原大嗣氏)
最後に群馬県安中市。16年11月に返礼品に「あんなか宿泊&ゴルフ利用券」を新設。「約1週間で11件、計59万円の申し込みがありました。15年度の寄付総額、91 万円の3分の2ですから、驚きました」(安中市役所企画課・金井孝成氏)とのことだ。
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