日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)大賞に青山加織が選ばれ、26日に授賞式が行われた。「ゴルフを通じた社会貢献や振興に尽力」というのが同賞の主旨。青山はトークセッションで、受賞理由となった熊本地震後の活動を語った。
── 自ら軽トラのハンドルを握って物資を運ぶなどの活動をしたいきさつは?
青山 市内の自宅での被災です。2回目(4月16日午前1時25分)のほうが大きく揺れて、家にいられず、公園に避難。一晩過ごした後、知人宅に。表(純子)さんのスポンサーが長崎から車を取りに来るとき、物資をお願いをしたのが最初でした。それを井芹美保子さんと一緒に周りの人に配りました。
── それが大きな活動につながった?
青山 同じ被災地でも物資が届かない場所を見て「もっと知らせないと」とSNSにアップしたんです。
── 活動は友達と一緒に?
青山 30歳の成人式三益式で『何か社会貢献をしよう』とLINEグループを作っていました。そのネットワークで、必要な物を必要な所に届けられるようになりました。
── すごい行動力ですね。
青山 毎朝、ものすごい量がトラックで届くので、梱包を解いて準備して配る。最初は箱のままでしたが、そのうち必要な物をまとめ直して届けるようになりました。大量の水を積んで走っている時「水を買いに行く」と歩いているおばあさんがいた。でも、遠くて重いし、あるかどうかもわからない。家までお送りして水を渡したら「ありがとう」と拝んでくれました。
── 今回の活動を通して得たものは?
青山 人と人とのつながりって本当に大切なんだなと感じました。二度と経験したくはないことですが、すごくいい経験をさせてもらったとも思います。
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