巷では、「メルカリ」に代表される個人間で取引するフリマ(フリーマーケット)アプリが大人気だが、ゴルフでも専門のフリマアプリ「ゴルフポット」が好調のようだ。
2015年1月にリリースされ、現在、会員は約3万人、さらに増加中だという。
フリマのメリットは、中古ショップなどを介在しないため、売る側は自分で値段を決め、買う側もショップよりも安く買えることだ。また、オークションサイトとは異なり、入札・落札などといったやり取りもなく、取引がシンプルになる。
アプリでフリマ出品となると、スマホの取り扱いに慣れていない向きには難しく感じられそうだが、アプリにゴルフクラブ専用の「カメラアシスト機能」などがつき、ガイドに従うと3ステップ、5分程度で出品が可能だという。チャットを使って出品者に質問できたり、決済は運営会社を通してやり取りするなど、取引でのトラブルを防止している。
アプリの運営会社は、「出品の簡単さが受け入れられているのか、ウェアやグッズなどよりも、ゴルフクラブの取引が多いですね。ゴルフ専門に特化したアプリなので、出品者のハードルが低いのが強みです」(ギークス新規事業開発室 池田陽太氏)と専門性のメリットを強調する。出品者が、手数料として10%を負担するかたちで、売り買いが成立すると、売り手にはクラブを梱包する専用ダンボールが送られるという便利さだ。
それでも、ネット上の取引は不安という人には実店舗のフリマも。4月1日に神奈川県の鎌倉パブリックゴルフ場で、ゴルフのフリーマーケット「ゴルフリ」が開催される。こちらは1コマ3000円で出品者が場所を借り、対面で取引する一般的なスタイルだ。
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