「君の夢を叶えよう」ガルシアがファンをキャディに
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/02/21号
2017/02/28更新

「君の夢を叶えよう」
ガルシアがファンをキャディに

 アメリカの大統領がツイッターで発信するご時世。ゴルフ界でもSNS時代ならではの出来事があった。

 イギリスに住むマーク・ジョンソンさんはセルヒオ・ガルシアの熱烈なファン。その彼が一躍時の人になっている。ツイッターで「レット・ミー・キャディ・フォー・ユー(あなたのキャディをさせて)」とつぶやき続けて206日目、ついにガルシアから「キミの夢を叶えよう」という返事がきたというのだ。

 ジョンソンが猛烈なアタックを始めたのは昨年7月。「僕はキミの大・大・大ファン。キャディをさせてほしい」から始まり、あるときは「僕の息子(10歳)が初めて発した単語がゴルフだった。キャディをさせて」とつぶやいたかと思うと「メリークリスマス。僕は家族と『ホームアローン』(映画)を観ている。キャディをさせて」。さらには「タイガーにはもうメジャー制覇のチャンスはない。でもキミにはある。キャディをさせて」などの連射砲。

 今年に入ると元旦に「ハッピーニューイヤー。今年はキミがメジャーに勝つ年だ。僕を信じてキャディをさせて」。「(ツイッターでメッセージを送りはじめて)183日目。半年が過ぎてしまった。僕は必ずキミの勝利に貢献できる。キャディをさせて」。こう綴ったのが1月5日。

 なしのつぶてだったため諦めかけたジョンソンだったが、やがて夢が叶う瞬間がやってくる。それは1月28日のこと。「OKジョンソン。キミが僕のバッグを担いで、夢を叶えるために最適な日を見つけたよ」と突然ガルシアから返信があったのだ。

 206日目のサプライズにジョンソンは「今日以外ならいつだって、どこだって駆けつける!」と速攻返信。ガルシアが指定したのは9月に開催される欧州ツアーのブリティッシュマスターズ直前のプロアマ戦だった。ファンの夢を叶える約束をしたガルシアに賞賛の声があがる一方「SNSのセキュリティ強化が必要なのでは?」との声も。ともあれ今どきらしい出来事だ。

 
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