2月17日から発売となるキャロウェイの新製品「GBBエピック」。予約も好調とされ、早くも話題になっている。
すでにツアー投入され、同社の契約プロ、フィル・ミケルソンや石川遼など多くの選手が試合で使用している。石川は、日によっては平均飛距離が300ヤードを超えることもあり、新ドライバーの効果が感じられる。
国内で発売されるのは、より軽量な「GBBエピックスター」とディープフェースでハードヒッター向けの「GBBサブゼロ」の2機種。「サブゼロ」にはホーゼルに調整機能、「スター」にはヘッド後方にスライド式のウェートを採用。
いちばんの特徴は、「ジェイルブレイクテクノロジー」と呼ばれる、フェースの裏側に立てられたソールとクラウン部をつなぐ2本の柱。3グラムのチタン製であるこの柱によって、フェース周辺の剛性を高め、ヘッドのたわみによるエネルギーロスを抑えることで、よりフェースの反発を高めるのだという。柱を含めたフェース周りの構造は一体成型でつくられ、一切の溶接がない。キャロウェイでは、このテクノロジーを確立するのに4年の歳月を要し、11の特許を取得している。
契約外の選手が多くテストしているのも人気の理由のひとつで、昨年末にテーラーメイド「M2」を使ったことが話題になったローリー・マキロイも使用を開始。日本選手では、SMBCシンガポールオープンで、池田勇太がすでに使用しているほか、谷原秀人もテストし、ドライバーをプロアマで、FWは本戦でも使用している。
「ヘッド内部の2本の柱のおかげで、ボディのたわみが減少し、フェースだけたわむ構造になっている」(キャロウェイ ツアー担当)ため、ボール初速が出て、池田は、練習ラウンドで一緒に回った正岡竜二が驚くほど飛んでいたという。
試打を行った今野一哉プロによると「ボディ剛性の高さから、オフセンターヒットでヘッドがぶれないことが感じ取れます。フェース面にボールが食いつく感触はかつてない印象です」と、独特の打感を評価している。
「エピック」とは、ベストよりもさらに上の"桁外れの""とてつもない"という意味を持つという。エピックがゴルファーのトピックの上位に、となるか。
一覧へ戻る
|