この3月にも"大きく変わったゴルフルール"が発表される。今年はルール改訂の年だっけ? と思うだろうが……。
とはいえ、発表されるのはあくまで原案。USGAのマイク・デービス・エグゼクティブディレクターによれば「これは、どのようにゴルフがプレーされるかについての根本的な変更ではない」とのこと。ルールブックを携帯していても、いざという時にどういうルールが適用されるかわからないほど複雑な現在のゴルフルール。そこで、USGAとR&Aは5年間に渡り議論を重ね、34条のルールを再構成して、わかりやすくするというのだ。文章の変更はもちろん、写真を入れたり、スマホ用の動画も入れるという計画もされているらしい。加えて、障害者のためのクラブやボールなどの用品のルール規定の変更もありそうだ。
一部はすでに欧州ツアーの選手に伝えられ、具体的なものも含まれているという。たとえば、救済を受ける際のボールのドロップの仕方や実際のクラブを使って長さを測る方法、ボールを探す時間を5分から3分に短縮する、グリーン上でのスパイクマークの修復を認めるなど。文言だけではなく、細かいが実際のルール変更も付け加えられるとも伝えられている。
通常、大きなルール変更は4年に一度、オリンピックの年に行われるが、今回は3月に原案が出され、ゴルフ界からの意見や提案を加味して、今年の年末から来年2018年の初頭に最終決定された改訂版が発表されるようだ。そして、通常の大変更より1年早い2019年の1月1日から新ルールが施行されるとの見方がもっぱら。2020年の東京オリンピックの1年前には新ルールを発表し、定着させておきたいということなのだろう。
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