シニアツアー入りしたジョン・デーリーが使用し始めたドライバーが注目を集めている。
クラブフェースにクラウンからソールへと溝が刻まれている、いわゆる"縦溝ドライバー"で、デーリーいわく「より遠くに、よりまっすぐに飛ぶようになっている。15ヤードほどラフに外したと思ってもフェアウェイにボールがあるんだよ」。しかも、「正直にいうんだけれど、メーカーからはお金も貰っていないんだ」とのこと。
このドライバーを作っているのは、新会社でその名も「バーチカルグルーブ(垂直溝)ゴルフ社」。アルディラNV2Kシリーズのシャフトがついて、ネットで399・99ドルで売りに出されている。
縦溝のアイデア自体は以前からあるもので、縦溝フェースの特許を持っているのは、トニー・アントニオスという、ゴルフ手袋にマジックテープをつけるアイデアを出した発明家だ。そして、また別のメリットゴルフという会社が2002年に縦溝ドライバーを作ったようだが、普及しなかった。縦溝に劇的な効果があるのなら、もっと売れていてもいいはずなのだが……。
そもそも薄いチタニウムのフェースに溝をつけるには、それだけフェースを厚くする必要があることから、ドライバーでの溝の効果はほとんどないとされ、そのために、以前のような横溝をフェース一面に刻んでいるドライバーも少なくなっている現状。一方のバーチカルグルーブゴルフは、縦溝だけではなく、クラブ全体のデザインでスピン量を減らしているとはいうが、デーリーが語るように、本当にまっすぐに遠くに飛ぶならデーリーのシニア初Vは目前!?
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