ヤマハレディースを制したのはイ・ミニョン。2年前に発覚した腎臓ガンを克服しての優勝に、母国・韓国も大喜びだ。
日韓から「よく頑張った!」の声
今季から日本初参戦。5戦目にして初優勝を成し遂げた快挙は、韓国でも「イ・ミニョン、"日本制覇"、5試合で十分だった」(「スポーツ東亜」)、「イ・ミニョン、日本進出5戦目で優勝」(「ヘラルド経済」)など、各メディアが大きく取り上げた。
韓国は近年、ネットメディアが"雨後の竹の子"のように誕生する乱立状態にあるが、ざっと数えただけでも26の媒体がイ・ミニョンの初優勝を報じていたほどである。
その報道の多くが、日本での報道同様に腎臓ガンを乗り越えた彼女の経歴をクローズアップした。「ガンを克服した"鉄の女"イ・ミニョン、JLPGA初勝利」(「朝鮮日報」)、「がん闘病を乗り越えたイ・ミニョン、JLPGAツアー初優勝」(「OSEN」)というヘッドラインが多かった。
なかには「不屈のイ・ミニョン、日本でもやり遂げた」(「ソウル経済」)、「"人間力の勝利"イ・ミニョン、JLPGAデビュー1カ月で初優勝」(「スポーツ・ソウル」)など、日本メディアの反応を伝える記事もあったほどである。「ブレイクニュース」は、韓国メディアで唯一、現地・日本取材を敢行。試合の様子を伝えるのはもちろん、片言の日本語を使っての優勝スピーチに注目。
「好奇心旺盛なイ・ミニョンは日本語の習得も早く、短い単語で受け答えする姿にインタビューの雰囲気が和気あいあいとなった」と、彼女の快挙を祝福する日本のギャラリーたちについても紹介していた。
ガンを克服したことや、その苦労や悲壮感を微塵も感じさせない明るい人柄で、韓国はもちろん、日本のギャラリーにもその存在感を示した1戦だった。
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