米下部ツアーのウェブドットコムツアーは、PGAツアー昇格を目指すプロたちが鎬を削る激戦のフィールド。その舞台で、日本でも人気選手だったドンファンが米国初優勝を果たした。
ドンファンが日本で最初に大きな足跡を残したのは、04年の日本アマ。17歳3カ月という日本アマ史上最年少優勝記録を打ち立てたのだ。06年には日本でプロデビュー。その際、李東桓(イ・ドンファン)の本名を「親しみやすくしたい」と、ドンファンとしてツアー登録した。 目標は日本ツアーで最年少V。もし実現すれば、韓国人男性の義務である兵役が免除される可能性もあるといわれていたのだ。しかし、07年5月に15歳の石川遼がマンシングウェアで優勝。ドンファンがプロ初優勝を果たしたのは、遅れること1カ月のミズノオープンでのことだった。 09年から「こういうことは早く済ませたほうがいい」と2年間の兵役に就いた。2年のブランクの後、11年から日本ツアーに復帰し、その年1勝。12年の末にPGAツアーのQスクールファイナルをトップで通過し、13年からはアメリカを主戦場に。しかし、シードに入ったり落ちたりを繰り返し、日米両ツアーの出場権を失ってしまった。昨年暮れに、日本のQTとウェブドットコムのQスクールの両方を受験。中2日というタイトなスケジュールだったが、日本は10位、アメリカは19位となり、今年は両ツアーのメンバーになった。 「英語はあまり得意じゃないので、本当は日本のほうがいいのですが」と東建ホームメイトで話していたが、ウェブドットコムのユナイテッドリース&ファイナンスで優勝したのはその翌週だ。 「日本とアメリカの行き来で忙しくなるけれど、あと5年はアメリカで頑張ります」 "ドンファン"といえば、プレイボーイの代名詞。日米両ツアーでモテモテとなるか。
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